障子

障子と襖の違い・障子の歴史

過去のコラムでも障子についてご紹介をさせていただきましたが、今回は同じく日本の住宅に使われる代表的な建具である襖との違いをご紹介させていただきます。

障子の役割

障子は襖と違い、室内に光を通すという大きな役割を持っています。
完全な目隠しにはなりませんが直射日光は遮ることができ、柔らかい明かりを室内に取り入れることができます。
部屋の内側と外側(窓や廊下等)の堺を分ける目的がある為、窓や縁側などに障子が使われている住宅もよく見受けられるでしょう。

襖の役割

障子と比較すると襖は収納の目隠しまたは、部屋を区切る目的が主なので光は通しません。
襖の紙には多種多様な柄が描かれているので紙を張替える、または襖を交換することでお部屋の印象を大きく変えることができ、室内の装飾としての役割もあります。
和室を洋室にリフォームする時など、襖の紙をモダンな柄のものにすることで装飾のバランスを取ることができます。

障子と襖 構造の違い

襖と障子は構造も異なります。
障子は光を通せるよう薄い障子紙が片面に貼っているのに対して、襖は木でできた枠に芯材を入れて下張りの紙・襖紙を両面に貼っており障子と比べると頑丈な構造です。

障子・襖の歴史

障子の原型は平安時代に生まれたと言われています。
平安時代、貴族の屋敷の建築様式であった「寝殿造り」において広い空間を使いやすくするよう、仕切りとして使われたのが最初と考えられておりこの内外回りに使用された遣戸(やりど)が障子の元であるとされます。
この当初はまだ襖との区別はされておらず「障子」という言葉は「遮るもの」や「仕切りとなる建具」を指し空間を分ける様々なものを広く意味する言葉として使われていました。その後、平安時代の後期に現代の様に室内に光を通す「明かり障子」が作られる様になり襖と分離しました。

障子のデメリット

すぐに思い浮かぶデメリットと言えばやはり紙が破れやすいことではないでしょうか。
最近では一般的な障子紙より強度のある紙や表面を樹脂加工している障子紙も登場しています。(樹脂加工を施している紙は破れるというよりは紙ごと外れるというイメージの方が分かりやすいかと思います)ペットを飼っていらっしゃる方や小さなお子様がいるご家庭等にお勧めです。

また障子は細かく中に骨組みがあり(一般的に障子の桟と呼ばれます)埃が溜まりやすくお手入れ・掃除が大変である事もデメリットの1つ。
上記でご紹介した樹脂加工した障子の紙は水拭きが可能ですが、障子の桟や周りの枠組は水拭きに向きませんので注意いただく必要があります。

お手入れの方法については下記のコラムでも紹介をしておりますのでご参照ください。
畳・襖・障子・網戸の日頃のお手入れ方法について | 畳のミカタ.com

終わりに

今回は障子と襖の違いを障子の歴史も簡単に含めてご紹介させていただきました。
昔話等で障子の紙を張替えるシーンを見たことがありますが、ご自身で綺麗に仕上げるのは難しいと考える方もいらっしゃるでしょう。
綺麗に仕上げたい、丈夫な紙に変えたいという時はやはり専門業者への依頼がお勧めです。

畳のミカタ.comでも障子の張替え・新規製作を賜っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。

TEL:0120-91-9764

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