室内ドア

リフォーム・リノベーションで建具選びを失敗しない為に

はじめに

部屋同士の仕切りや部屋と収納を仕切る為に使われている建具。

室内の建具はお部屋の印象を左右する重要なポイントであり、日常生活が送りやすいかどうかお部屋の使い勝手を決めるポイントでもあります。

しかし、建具選びに失敗すると後悔につながってしまうこともあるので事前にしっかりと選び方を知っておくことが大切です。

今回は「後悔をした」という声のある失敗の事例と回避する為のポイントをご紹介します。

建具選びで失敗しやすいポイント

1. 価格重視で安価な建具を選んで不具合が出た。

価格の安さを重視した選び方をした為に、早い段階で不具合が出て修理費がかかった、またはもう1度作り直すことになったという失敗例があります。

こうした事態を回避するにはコストだけではなく、品質や耐久性を考慮する必要があります。建具は長い期間使うもの。価格が高くても高品質、耐久性のあるものを選ぶ方が結果的にコストパフォーマンスが良い場合もあります。

2. 選んだ色や素材が原因で建具に汚れや傷が目立つ。

日常生活を送る上で、使用頻度の高い建具はどうしても傷がつきやすいのですが、光沢のある素材を選ぶと傷が目立ちやすくなってしまう傾向があります。

また、「白い建具を選んで傷や汚れが目立ちやすく後悔した」という意見も見受けられます。よく開閉する場所やキッチン等汚れがつきやすい場所に設置してしまうと傷や汚れが顕著に目立ってしまう為、素材や色の決め方にも注意が必要です。

設置する場所もよく考慮した上で素材や色を選びましょう。

3.光や音漏れが気になる。

寝室の外から漏れる光で睡眠が阻害される、防音性が不足していて部屋の外から聞こえる生活音が気になるといった事例もよく聞かれます。

現在の住宅には24時間365日換気し続ける仕組みの設置が義務付けられている為、建具にも隙間が必要になる場合がありますが、建具の隙間によって光や音漏れが起こってしまいます。

「開き戸」と「引き戸」の違いとして、通期口がなければ開き戸の方が防音性能は高いといわれています。しかし、「アンダーカット」や「ガラリ」等の通気口をつけると防音効果は「開き戸」も「引き戸」も変わりません。

どうしても気になる場合は隙間に貼る為の専用テープ等で対策を講じるのがコストの面では検討しやすい方法です。テープでの対策は24時間換気を妨げてしまうことになるので、別で換気システムを設置するか、防音に重点を置きたいのであれば防音性能の高い建具を取り扱っているメーカーの製品で検討するのがよいでしょう。

4.開閉に必要なスペースを十分考慮しなかった為に通行が不便になる。

開き戸、引戸、折れ戸等建具の種類によって開閉に必要なスペースは異なりますが、日常生活を送る上での動線も含めてスペースを考慮しないと後々通行に不便を感じる場面が出てくるかもしれません。

例えば、トイレや浴室等は万が一中で人が倒れた場合でも外から開閉ができる様にしておく。スペースが限られる場所には引戸や折れ戸にする等、用途と設置場所に合った開閉方式を選びましょう。

最後に

今回は建具選びで失敗しやすいポイントをご紹介しましたが、いずれについても言えることは、何を重視して選ぶかをしっかり事前に決めておく必要があるということです。

デザイン性はもちろん大切ですが、そこだけにこだわってしまうと機能性や使い勝手が損なわれてしまう可能性もあります。

実際の生活をイメージしながらどこに重点を置くか決めた上で建具を選びましょう。

建具を選ぶポイント

  • 価格だけでなく、品質や耐久性も検討した上で選ぶ。
  • 設置場所も考慮してお手入れがしやすく長く使える素材や色を選ぶ。
  • 実際の動線をイメージして生活スタイルにあった建具を選ぶ。

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